ステロイド製剤の力価を換算するためのツールです。 いずれかのステロイドの投与量を入力すると、他のステロイドの等価量が自動で計算されます。
プレドニゾロン換算など、日常業務での素早い計算にご活用ください。
WARNING
本ツールによる換算値はあくまで一般的な目安です。実際の投与量設定にあたっては、患者の病態、肝機能、腎機能、半減期などを総合的に考慮してください。
ステロイド力価・作用時間一覧表
| 作用時間 | 一般名 (商品名) |
概算 等力価a |
糖質 作用 |
鉱質 作用 |
|---|---|---|---|---|
| 短時間 8~12H |
ヒドロコルチゾン(コートリル®、ソルコーテフ®) | 20mg | 1 | 1 |
| コルチゾン (コートン®) |
25mg | 0.8 | 0.8 | |
| 中間 12~36H |
プレドニゾロン(プレドニン®) | 5mg | 4 | 0.8 |
| メチルプレドニゾロン (メドロール®、ソル・メドロール®) |
4mg | 5 | 0.5 | |
| トリアムシノロン (レダコート®) |
4mg | 5 | 0 | |
| フルドロコルチゾンb (フロリネフ®) |
— * | 10~15 | 125~150 | |
| 長時間 36~72H |
デキサメタゾン(デカドロン®) | 0.75mg (0.5mgc) |
25 (30~60c) |
0 |
| ベタメタゾン (リンデロン®) |
0.75mg(0.5mgc) | 25 (24~40c) |
0 |
a: ステロイド力価の等価性は、経口投与および/または静脈内投与に適用される。鉱質作用は考慮されていない。
b: Allergy Asthma Clin Immunol. 2013;9(1):30.
*: 鉱質作用がフルドロコルチゾン0.1mgに相当するステロイド量は、プレドニゾロン50mg、もしくはヒドロコルチゾン20mg
c: J Clin Endocrinol Metab. 2024 Jun 17;109(7):1657-1683.
b: Allergy Asthma Clin Immunol. 2013;9(1):30.
*: 鉱質作用がフルドロコルチゾン0.1mgに相当するステロイド量は、プレドニゾロン50mg、もしくはヒドロコルチゾン20mg
c: J Clin Endocrinol Metab. 2024 Jun 17;109(7):1657-1683.
ステロイド選択の考え方
各ステロイドの使い分けや特徴を以下にまとめます。
| 薬剤名 | 特徴・用途 | 注意点・適さないケース |
|---|---|---|
| プレドニゾン(プレドニゾロン) | ・最も広く使用される全身性ステロイド ・鉱質活性に対して糖質活性が高い ・抗炎症・免疫抑制目的で用いられる |
— |
| メチルプレドニゾロン | ・プレドニゾロンに類似 ・鉱質活性がさらに低いため、水分貯留が望ましくない場合に適する |
— |
| デキサメタゾン | ・鉱質活性が最小限 ・プレドニゾロンより力価が高く、作用時間が長い |
・HPA軸抑制をきたすため、重症急性期の短期使用に限られる ・作用時間が長く、隔日投与には不向き |
| コルチゾン / ヒドロコルチゾン | ・最も力価が低い ・糖質・鉱質の両活性を有するため、副腎不全の補充療法に好まれる |
— |
| フルドロコルチゾン | ・鉱質活性が強い ・アジソン病や先天性副腎過形成(塩喪失型)のアルドステロン補充に用いられる |
— |